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江戸時代の怪しい避妊方法

清くあろうとした結果、とんでもない方法が・・

「江戸時代に避妊方法ってあったの?」
「そもそも江戸時代に避妊って考えがあったの?」

そんな疑問を持つ方向けの記事になります。(2020/09/14 更新)

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  1. 江戸時代の避妊方法
  2. 定番の装着タイプ
  3. 江戸時代の避妊薬はプラシーボ効果?
  4. 諸刃の剣的な避妊方法

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今では避妊技術が色々と確立されてるよね。
ゴムもそうだし、ペッサリー、避妊リング、ピルなど万が一ゴムを忘れてきてしまった場合でも緊急避妊ピルなんて物まで開発されてるとか。
ただ生命の力を舐めてはいけません。
デキる時はどうやったってデキてしまうモンなんだよね?
100%避妊するには手術するしかないのよ。
今でも。ということは江戸時代はどうやって避妊してたのか?
いやそもそも避妊って考え方があったのか?っていうと女性の悩みは今も昔も変わりません!

定番の装着タイプ

1827年に刊行された「閨中女悦道具」とかいう文献に茎袋(きょうたい)とかいうモノが紹介されてる。
読んで字のごとく、いわゆる「ゴム」ってやつですわ。
でもね、これ材質はゴムではない。
別名「リュールサック」というオランダから長崎へ輸入された高級品で、貧乏人には買えない代物! これは動物の皮で作られたモノだったの。
まぁ、つけ心地は最悪だったろうね。
今と違ってマジで装着して大丈夫?って疑うよね。
未知のウィルスがいそうじゃない?
他にも水牛のツノで作られたカブト型ってのもあった。
これは先っぽに帽子を被せるイメージかなぁ?
女性は大喜びだったっぽいけど、被せるだけだから避妊になってないし、置き忘れは多々あったみたいね。
これらは男性側が嫌がった可能性大だね。
それにそこまで気を遣う江戸の野郎どもがいたようにも思ないしね。
ということでやはり、自分のことは自分で守らねば・・・

江戸時代の怪しい避妊具

江戸時代の避妊薬はプラシーボ効果?

江戸時代にもあったのよね?避妊薬。
今もそうだけど、子沢山だとお金がね?
江戸時代は喰わせていくのもやっとだし、避妊薬が必須だったみたいね。
有名だったのが「朔日丸」っていう避妊薬で毎月一日に薬を飲めば、妊娠しないという優れモノだったのよ。
当たり前だけど、全く効き目ナシ!
「天女丸」ってのも江戸時代に人気があったピルだった。
この天女丸を開発した式亭三馬氏は薬や化粧品メーカーの経営者で副業が小説家という、これだけでも詐欺丸出しの避妊薬なんだけど、これはね、すごいよ・・・

妊娠したい人がこの天女丸を飲めば妊娠促進剤になる!

(式亭三馬より)

避妊薬なのに妊娠促進剤にもなるんだって。
あかんやん!
客層を限定しない商品?
いやいや、あり得ないよね?
要は全く効き目ナシって宣伝してんのと一緒でしょ?
実は江戸時代はもちろん毒薬を販売すれば犯罪なんだけど、効かない薬を売っても罪ではなかったのよ。
なので製造元は平気で薬じゃないものを薬として販売してたのよ。
効くと思って飲めば、本当に効く!
要は強靭な精神とかいうつもりだろうか?
悲しいかな女性達は神頼み的な効果を狙って避妊薬を飲んでいたとか。
なので「事故妊娠」の場合は中絶医にかかるか?
それとも生まれた子供を窒息死させるしかなかったみたいよ

諸刃の剣的な避妊方法

江戸時代には最高レベル?の避妊方法があった。
それは梅毒に感染すること。
これに感染すれば、不妊症になる確率が高く、また妊娠しても流産したのね。
なので江戸時代の遊女のほとんどは梅毒感染者だった。
横浜に入港したイギリス海軍医が調べたところ、約80%は感染していたという。
この梅毒検査が始まり取締りが厳しくなったのは江戸から明治以降、欧米人が来日するようになってせっつかれる形で厳しくなったとか。
ただこの梅毒が酷くなってくると鼻がもげてしまい、普通の遊郭とかでは働けなくなったとか。
そうなるとどんどん働き口はなくなり、最後は「夜鷹」となって暗がりであまり見えない状況で事を進めたとか。
最後はロウソクで作った鼻をつけて客呼びしてたとか。
日本の黒髪の幽霊ってこういった夜鷹遊女からきてたのかもね・・・

梅毒で夜にお客をとる夜鷹

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